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広島県工務店協会レポート 7

 Hiroshimaken Koumuten Kyoukai

HKK REPORT 広島県工務店協会活動報告 7 

 

十分な断熱性能を発揮できるよう断熱材の正しい施工方法を学ぶ断熱施工実技研修会を実施。

 

実際の工事現場で断熱材を施工していく受講者。力を入れて押し込みすぎると断熱材が下に沈み均一に充填できない。層の厚みを変えないことが大切 

 

 

講師紹介
硝子繊維協会認定 グラスウール充填断熱施工技術指導員
中野 光三

コンセントボックスなど金物の周囲は断熱結露を起こしやすいため、防湿フィルムをカットして露出させたグラスウールをコンセントの後ろに充填

真剣な面持ちで中野氏の説明に耳を傾ける受講者たち。「押し潰しても断熱材の性能が下がることはないのか」など、質問も積極的に行われていた

 

今回使われた断熱材は、防湿フィルム付きの高性能グラスウール「アクリアネクスト」。フィルムの耳幅が広く、施工性に優れているのが特長

 

 住宅に使われる断熱材は、正しく施工しなければ十分な断熱性能を発揮することが難しい。2025年度には原則すべての新築住宅・非住宅に省エネ基準適合が義務づけられることもあり、現場で施工に携わる大工技能者が断熱施工を適切に行えるようにと、広島県工務店協会では協会会員である株式会社大喜の新築工事現場で「断熱施工実技研修会」を実施した。指導に当たったのは、硝子繊維協会認定グラスウール充填断熱施工技術指導員の中野光三氏。今回は壁への正しい断熱材施工方法についての講義と実技が行われた。間柱と面材の間に断熱材を隙間なく施工し、防湿フィルムを柱や間柱の上に30ミリ以上重ね合わせて貼ることなど施工のポイントを説明。断熱層を貫通する排気口の施工においては、気密テープで四方をしっかり止めて隙間を塞ぎ、断熱欠損をなくすなど細部に渡るレクチャーが行われた。その後、受講者たちは実際に断熱材を施工。その様子を見て、「施工における普段からの意識の高さを感じますね」と中野氏。受講者たちは、自身の従来の施工方法が間違っていないかを改めて再確認できる場にもなったようだ。

 

 

従来の施工方法を再確認&新たな学びを得て断熱性能の高い住宅を着実に施工できる大工に

 

正しい施工方法を再確認し
新たな知識を今後に活かす 

断熱材の施工について、これまでやってきた方法が正しかったことを再確認できました。さらに、防湿フィルムに切り込みを入れて断熱材を盛り上がらせるという施工方法を新しく学んだので、現場で生かしていきたいです。
株式会社大喜 平原 脩一郎さん

 

細部まで丁寧に施工し
お客様の家をより良く

筋交いの面や床までフィルムを伸ばしてしっり施工するなど、少々手間はかかっても「こうやって施工すれば家により良い影響が与えられ、お客様のためになるんだな」という新たな発見もあり、大いに勉強になりました。
株式会社大喜 吉野 貴夫さん

 

座学だけでなく実際の施工を通して正しい断熱施工を学んだ受講者たち。従来の施工方法をアップデートし、設計通りの断熱・気密性能を発揮できるよう、学んだ施工方法を今後現場に生かしたいという気概が感じられた。

 

 

 

 

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