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シックハウス


自然素材で空気環境改善




素材を厳選。なるべく通気・換気を

 シックハウスは、壁紙、建材、家具の接着剤などに含まれるホルムアルデヒド、塗料用溶剤、樹脂やワックスに含まれるトルエン、キシレン、トリメチルベンゼン、塩化ビニールに含まれる可塑剤などによって、頭痛やめまい、目がチカチカする、アレルギー、ストレスなどを引き起こすことを言います。

日本の室内化学物質の許容規準は欧米の2倍以上高く、まだ十分ではありません。
 

新築やリフォーム後の住まいは一般的に化学物質の発散が多いため、しばらくは複数の窓を開けて通風をよくし、空気清浄機、24時間換気システムなどを利用して化学物質を拡散しましょう。気密性のいい新築住宅はこれらの物質が室内にこもりがちなので、暖房器具で室内を30〜40度まで暖め、時々換気をしながら3日くらいかけて化学物質を蒸し出す方法もあります。


 家具なども含め建物と室内から化学物質を発散しない状態が理想です。洗剤や芳香剤、防虫剤、継承品などの日用品においても、なるべく化学物質の含まれていないものを選びたいもの。カビが発生しないように加湿器の水の交換、エアコンや空気清浄機のフィルター交換もまめに行いましょう。

 

 また断熱性の高い住宅ではカビの生える壁表面の温度が上がり、結果的に湿度が下がり、カビが生えにくくなるという調べもあります。珪藻土や漆喰などは化学物質を吸着・分解する成分があるため、自然素材を多く用いた断熱性能に優れた住宅では、あらゆるアレルギー性疾患や生活習慣病に対して改善が見られる傾向が明らかになっています。

 

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